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2023.04.19

ガールズバーの開業・経営のポイントを徹底解説!

ガールズバーの開業・経営のポイントを徹底解説!

バー業界の中でも大人気のガールズバー。
働く女性キャストもお客様も楽しく過ごせるお店の空間が何よりも魅力的な世界です。
今回はガールズバーの開業・経営のポイントを徹底解説します。

ガールズバーとは?

バーテンダーが女性中心のショットバーです。
カウンター席に着席するお客様と相対する形で、カウンター内にいる女性バーテンダーが接客します。

ガールズバーは飲食店に分類される

ガールズバーは風俗営業ではなく飲食店に分類され、それに準じた営業時間となります。
また、深夜営業の際は店員は18歳以上です。
風営法で規制されるキャバクラのようにスタッフが隣に座ったり、タバコの火を点けてくれるなどの接客サービスは、一般の飲食店と同様に行いません。
そのため、風営法で規制された接客サービスがない営業形態のため、女性キャストが働きやすい点が魅力のようです。

ここからは、ガールズバー開業のポイントと経営のポイントをそれぞれ3つご紹介します

開業のポイント

●開業資金の目安

ガールズバーの開業には、およそ300万円~500万円の資金が必要です。
この資金の中には、初期費用(物件取得費・内装費・備品費・ドリンク代・求人広告費・許可取得費など)とオープン後の運営資金が入っています。
初期費用は、居抜き物件を利用して内装や備品にかける費用を抑えればさらに安く済ませることができますよ。

⇒ 「物件探し」の記事を見る

物件や地域、立地、設備費用などにより必要な資金は異なりますが、開業資金は最低300万円以上は用意しておくとよいでしょう。

<ポイント>

開業資金で見落としがちなのが、オープン後のお店の経営が軌道に乗るまでの運転資金です。
運転資金には、家賃・水道光熱費・人件費・広告宣伝費・ドリンク代・ダーツやカラオケ機器の導入・維持費などが含まれます。
運転資金も含め、全体的に余裕を持った資金を用意しましょう。

⇒ 「資金計画」の記事を見る

●コンセプト立て

新しくお店を始める際に、コンセプトの決定はとても大切です。
ガールズバーにもさまざまなテーマ性をもったお店がありますよ。
お客様にどのような空間で過ごし、どのような気持ちになっていただきたいのかを決めます。
コンセプトは経営の指針となり、他の店舗の差別化となりますので、しっかり決めておきましょう。

⇒ 「ガールズバーのカラオケ活用事例」を見る

コンセプトの立て方についてはコチラの記事も参考にしてみてくださいね。

⇒ 「コンセプトバーの魅力をご紹介!お店を始めるときのコンセプトの立て方ポイントも徹底解説!」

⇒ 「コンセプトカフェの魅力とお店のコンセプトを立てる具体的手法(5W2H)をご紹介!」

●キャストやスタッフの採用

ガールズバーでお客様の接客をするのは女性キャストです。
お客様は女性キャスト目当てに来店されるため、女性キャストの質は非常に大切になり、お店の売上にも直結してきます。
女性キャストの人物や雰囲気、お店のコンセプトに合う女性キャストを採用することが重要です。

また、男性スタッフ(一般的に「ボーイ」「黒服」と呼ばれます)の採用も非常に大切なポイントになります。
ガールズバーで働く男性スタッフは、お客様からのクレーム対応や酔っ払ってしまって態度に問題のあるお客様の対応を任されることも少なくありません。
女性スタッフだけですと、ついつい態度が大きくなってしまうという男性のお客様も中にはいらっしゃいます。
そのようなお客様に対しても柔軟に対応できる責任感や正義感の強い男性スタッフを採用することが重要です。

<ポイント>

採用後のキャスト・スタッフ(従業員)の教育も忘れずに!
言葉遣いが丁寧か、飲み物がなくなりそうなときはこちらから声をかけているか、笑顔での接客ができているか、などきちんと研修・教育が必要です。
中にはお客様の好き嫌いなどもしっかり把握できるようにメモに残している女性キャストもいらっしゃるようです。
客層や従業員の年齢によっては話が合う合わないもありますので、従業員の採用と管理は気をつけましょう。

経営のポイント

●従業員の質・人数を確保する

経営で大切なポイントは充実したキャストやスタッフなどの従業員を用意することです。
開業のポイントでもご紹介しましたが、女性キャストを目当てに来店されるため、女性キャストの質は非常に大切になり、お店の売上にも直結してきます。
そして、女性キャストでは対応が難しい場面では、その場をうまく収める男性スタッフの存在があってこそ、お店が成り立ちます。

そのため、求人広告に力を入れて1人でも多くのキャストを獲得できるようにすることが非常に大切です。
最近ではSNSを活用して求人する店舗もあるため、お店の様子や働く楽しさを伝えられるようにしましょう。
そしてキャストが安心して働くことができるような職場作りを目指すことも大切です。

●お客様が入店しやすいシステムやサービスを設定

国内にガールズバーはたくさんあります。つまり、ライバル店がたくさんあるということです。
そのような状況の中、ご自身の経営するお店を選んでいただくには、店舗側が来店のきっかけや理由を与えることが大切です。
その一つの案としては、お客様が入店しやすいシステム、サービスを設定していると、お客様は店舗に魅力を感じてくれます。

例:クーポンの配信
  初回のみ安く飲める「初回割」の導入
  ○○時までの来店で○○%OFF
  ○名以上の団体来店で1名様分無料 など

また、入店前にある程度どのくらいの金額がかかるのか、明朗会計であることをお客様にわかりやすく提示できると、なお安心して入店することができるでしょう。

●集客・宣伝に注力

経営において、集客・宣伝はしっかり力を入れる必要があります。
ガールズバーに来店されるお客様はどのような媒体を見て、お店に来店されますか?
お客様として狙っている年代層にもよりますが、最近でははSNSやWEBサイト、Googleマップなどを見てそのお店の存在を知り、魅力的な女性キャストを目的に来店されることが多いのではないでしょうか。

また、店舗前に目立つ看板を置いたりすることで、お客様が突発的に「来店してみよう」と思った際に、
お店へ誘導させやすくするため、店舗経営には王道の「看板」にもこだわってみるのもよいでしょう。
その際、少しでも店内の様子や料金システムがわかると、より来店時のハードルが下がりますよ。

集客・宣伝方法についてはコチラの記事も参考にしてみてくださいね。

⇒ 「夜のお店の集客・宣伝方法とおすすめツールをご紹介!」

ガールズバーの経営において注意するべき3点

ガールズバーの経営において注意するべき3点

●風営法は深夜酒類提供飲食店という区分で登録

水商売の営業は、風営法で定められています。
ガールズバーは深夜酒類提供飲食店という区分で営業されますが、
この区分で登録した場合、風俗営業許可は受けられません。
そのため、風俗営業の許可を取らない深夜酒類提供飲食店では、接待行為をすることができません。

<ポイント>

「注文を受ける」「ドリンクを提供する」程度の接客なら風俗営業許可は不要のケースが一般的ですが、談笑したりカラオケ歌唱を促すなどの接客の場合は風俗営業許可が必要となります。

●接待行為は行えない

前述の通り、風俗営業の許可を取らない深夜酒類提供飲食店では、接待行為をすることができません。
接待行為とは、風営法で「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」と定義されています。

例:
・特定の客の近くに待機しての談笑や飲食物の提供
・ダンス/ショー/カラオケ(歌唱の推奨などもNG)/ゲームなどで客にスキンシップ等をとること。
・水着やシャツ一枚のみでの接客

など、上記のような行為は「接待行為」となり、摘発の対象となります。注意しましょう。

●確定申告も忘れずに

ガールズバー経営者は個人事業主です。そのため、毎年ご自身で確定申告をしなければなりません。
忘れずに申告するようにしましょう。

ガールズバーの開業に必要な資格・許可

ガールズバーの開業には以下の許可が必要です。

●飲食店営業許可

ガールズバーなどの飲食店を開業する場合は、飲食店営業許可が必要です。許可の申請は最寄りの保健所で行います。

●防火対象物使用開始届出

店舗の広さによっては、防火対象物使用開始届出も必要です。
許可の申請は最寄りの消防署で行いますが、開業の7日前には届出の提出が必要なため注意しましょう。

●深夜酒類提供飲食店営業開始届出

飲食店が0時以降もアルコール類を提供する場合は、深夜酒類提供飲食店営業開始届出が必要です。
許可の申請は最寄りの警察署で行います。

⇒ 「行政手続き」記事を見る

今回のまとめ

ガールズバーとはバーテンダーが女性中心のショットバーです。
カウンター席に着席するお客様と相対する形で、カウンター内にいる女性バーテンダーが接客します。

<ガールズバー開業のポイント>

  • 開業資金の目安はおよそ300万円~500万円。そのほか運転資金も含め、余裕を持った資金を準備。
  • コンセプト立ては他の店舗の差別化となるのでしっかり決める。
  • キャストやスタッフの採用はお店のコンセプトに合い、様々なお客様に対して柔軟に対応できる人材を。

<ガールズバー経営のポイント>

  • 従業員の質・人数を確保
  • お客様が入店しやすいシステムやサービスを設定
  • 集客・宣伝に注力

<ガールズバーの経営において注意するべき3点>

  • 風営法は深夜酒類提供飲食店という区分で登録
  • 接待行為は行えない
  • 確定申告も忘れずに

<ガールズバーの開業に必要な資格・許可>

  • 飲食店営業許可
  • 防火対象物使用開始届出
  • 深夜酒類提供飲食店営業開始届出

今回はナイトクラブの魅力と開業時のチェックポイントをご紹介しました。

今回はガールズバーの開業・経営のポイントをお伝えしました。
様々なテーマを持ったガールズバーがありますので、是非いろいろなお店に触れながら、ご自身のガールズバーづくりに活かしていきましょう!
そしてご自身のワクワクを実現させて、たくさんのお客様はもちろん、従業員のみなさんにも体感していただきましょう!

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ナイト店舗開業支援事務局

書いた人:ナイト店舗開業支援事務局

こうご:主に記事・イラスト担当。20代に夜の飲食店の楽しさを知り、ディープな世界観に魅了される。
荒木・原:ナイト市場のカラオケ提案を最前線で行い、カラオケナイト市場のいろはを知り尽くした猛者達。その経験・知恵を記事に落とし込み、生きた記事を生み出せる源になっている。

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