ホテル・旅館・民泊の業務用カラオケ導入~宴会場・多目的スペースの収益化とインバウンド対応~
「宴会場を多目的スペースに変えたが活用方法に悩んでいる」「インバウンド客が増えているが言語対応できるエンターテインメントがない」「新たな収益源を作りたい」このような課題を抱えているホテル・旅館・民泊経営者の方は多いのではないでしょうか。本コラムではコロナ後の新しいカラオケの活用法をご紹介します。カラオケルームを作らなくてもカラオケが導入できる方法や多目的スペースでのイベント開催まで、「JOYSOUND X1」を使った具体的な収益化モデルと導入を成功させるためのポイントを詳しく解説していきます。
コロナ後に激変した宿泊施設の現状
宴会場の縮小と変化する集いの形
新型コロナウイルス感染拡大は宿泊業界の事業構造に大きな変化をもたらしました。特に顕著に表れたのは宴会場運営の在り方です。感染対策として密集を避ける動きが広がる中、多くの施設が宴会場スペースの見直しを行いました。例えば大宴会場を中宴会場に分割したり、宴会場の一部を多目的スペースに変えたりと宿泊施設ごとに様々な対応が取られました。そして現在、宴会スタイルにも変化が表れています。会社の従業員全員での大規模な慰安旅行から部署単位での慰安旅行へなど規模としては小さくなったと感じがちですが、少人数での宴会場需要は確実に回復傾向にあります。ただ宴会の形態も多様化しているだけなのです。この多様化するニーズにどのように応えるか、いかに収益性を確保するかが新たな課題になることでしょう。
多目的スペースが生み出す新たな可能性と課題
この状況を受けて多くのホテル・旅館・民泊が空間の多目的化を進めています。今まで宴会場でしか使用していなかったスペースを時間帯や曜日によって異なる用途で活用できるように進化。朝はヨガ教室、昼はセミナールーム、夜は会食会場といった一つの空間が様々な顔を持つようになりました。しかしこのような転換を図った宿泊施設からは新たな課題も出てきています。「旅館の差別化が出来ていない」「時間帯による稼働率のばらつきが大きい」「設備投資が重い」といった内容です。
それでも求められる「体験型サービス」の必要性
一方で宿泊客のニーズは「思い出に残る特別な体験」を重視する傾向が強まっています。家族や友人旅行の夜の過ごし方、外国人旅行者の「日本でしか体験できない事」など宴会の形態は変化しても「みんなで楽しむ体験」へのニーズは変わっていません。これからのホテル・旅館・民泊に求められるのは限られたスペースを最大限に活用し、多様なニーズに応えられる柔軟なエンターテインメントサービスです。その答えの一つがカラオケの新しい活用方法にあるのではないでしょうか。
なぜ今、業務用カラオケの導入を検討すべきなのか
宿泊施設が抱える3つの経営課題
前述した通りコロナ後の宿泊施設は大きな転換期を迎えています。ここではまず多くのホテル・旅館・民泊が直面している根本的な経営課題についてご紹介します。
<宿泊施設が抱える3つの経営課題>
- 客単価向上の必要性
- 滞在時間延長による収益機会の創出
- 多様化する利用シーンへの対応
1.客単価向上の必要性
様々な宿泊形態がある中、単純な価格競争ではなく付加価値による差別化が重要な時代になりました。旅行者の選択肢が増え、それぞれのニーズに合わせた宿泊施設を自由に選べるようになった今どの施設も独自の魅力づくりが求められています。
観光庁の統計によると国内旅行における一人当たりの宿泊費は年々上昇傾向にあるものの、これは主にインバウンド需要の回復と物価上昇によるものだと考えられます。一方で人件費や光熱費などの運営コストも同様に上昇を続けており、単純な値上げだけでは宿泊客の足が遠のいてしまう原因にもなります。ですので宿泊客が納得する宿泊料金の値上げをするためには、サービスを充実させる必要があります。そのサービスについても比較的少ない投資で、確実に客単価を向上させられるサービスでなくてはいけません。
2.滞在時間延長による収益機会の創出
いかに宿泊客を宿泊施設内に留め、楽しい時間を過ごしてもらうかが収益向上のポイントになります。特に夕食後の時間帯は重要です。20時から22時の「ゴールデンタイム」に魅力的なサービスがあれば、宿泊客は外出せずに中で過ごしドリンクやスナックの注文も期待できます。問題はこの時間帯に何のサービスを提供するかです。
3.多様化する利用シーンへの対応
ビジネス出張、家族旅行、カップルの記念日、女子旅、そして増加しているワーケーション需要。それぞれのシーンで求められるサービスは異なります。従来のように「ビジネスホテル」「ファミリー向け旅館」といった単一のターゲット戦略では、稼働率の最大化は望めません。一つの宿泊施設で、多様なシーンに柔軟に対応できる宿泊プランや仕組みづくりが必要です。
業務用カラオケが経営課題を解決する理由
紹介した宿泊施設が抱える3つの経営課題に対して業務用カラオケが貢献できるであろう解決策を3つに絞り解説いたします。
- 投資対効果の高さ
- 全世代・全客層が楽しめるコンテンツ力
- 空間活用の柔軟性
1.投資対効果の高さ
まず注目すべきは初期投資に対するリターンの大きさです。スパやジムの新設と比較してカラオケの導入コストは大きく抑えられる可能性があります。既に部屋タイプの遊休スペースがあれば防音加工をするだけ、部屋など仕切られていない場所でもこの後紹介するBiz Break Karaboにより簡単にカラオケの環境を整えることができます。加えて既存スタッフでの運用が可能なためランニングコストも最小限に抑えられます。収益面では1時間あたり2,000~5,000円(1部屋)の利用料金設定が一般的です。仮に1日3組の利用があれば月間20万円前後の追加収益が見込めます。飲食の追加注文も含めれば更に大きな収益貢献が期待できるでしょう。
2.全世代・全客層が楽しめるコンテンツ力
カラオケは日本が世界に誇る文化の一つです。老若男女を問わず楽しめ、言語や文化の壁も越えられる娯楽サービスです。最新曲を歌いたい若年層や往年の名曲を楽しみたいシニア層、日本文化を体験したいインバウンド客などカラオケ1つで全ての客層のニーズに応えられます。
3.空間活用の柔軟性
現在のカラオケはエンターテイメントの提供だけではありません。スピーカーなどの高品質な音響やHDMIの出力などを駆使すれば様々な空間活用ができます。例えば朝はBGMを活用してヨガや体操ルームとして、昼はHDMI接続機能を使って研修場として貸出。そして夜はカラオケと時間帯によって異なる用途に対応することでカラオケの空間を多目的スペースへと変えることができます。
インバウンド完全回復を見据えた差別化戦略
2024年の訪日外国人が約3,687万人とコロナ前を超えました。今後さらなる増加が予想される中インバウンド対応は宿泊施設の生き残りを左右する重要な経営課題ともいえます。外国人旅行者の「体験型観光」への需要にカラオケは十分対応できるツールです。日本語楽曲や海外楽曲の豊富さ、多言語対応のナビなど比較的外国人にもすぐ楽しんでもらいやすい娯楽サービスであるカラオケを導入することで外国人の対してのブランディングにも貢献できます。口コミやSNSでの評価向上、他宿泊施設との差別化にも繋がる戦略的な収益確保ともいえるでしょう。
業務用カラオケと防音ブースという新発想
以前宴会場やカラオケルームがあった場所を今は別の用途に使ってしまっていても大丈夫です。防音ブース「Biz Break Karabo」はラウンジの一角や娯楽スペースの隅、宴会場周辺のホワイエなど限られたスペースでも設置できます。既存のレイアウトを大きく変える必要がない手軽さが好評をいただいています。この手軽さは宿泊客にとってもメリットを感じていただけています。例えばチェックインしてから夕食までの中途半端な時間やお風呂に入った後など、こうした「ちょっとした空き時間」に手軽な「Biz Break Karabo」とカラオケがあることでホテル・旅館・民泊での過ごし方の選択肢が増え、最終的に宿泊客の満足度に貢献しています。
JOYSOUND X1が実現する4つの価値
ここまでホテル・旅館・民泊が抱える経営課題と業務用カラオケがその解決策となる理由をお伝えしました。では具体的にJOYSOUND X1はどのような価値を提供できるのか。最新技術を搭載した本機種の4つの特長を詳しくご紹介します。
<JOYSOUND X1の4つの特長>
- 歌いやすさを実現する音響技術
- 「インバウンド対応を完全サポートする多言語機能
- 少人数でも盛り上がる充実のコンテンツ
- 空間演出を彩る4K映像コンテンツ
歌いやすさを実現する音響技術
カラオケボックスではないから音響にそれほどこだわる必要はないと思っていませんか?確かにカラオケは宿泊施設のサービスの1つにすぎないかもしれませんが、細かいところにも「宿泊客のため」が入っている宿泊施設は全体の評価が高くなる傾向にあります。だからこそ「歌いやすさ」にもこだわる必要があります。
JOYSOUND X1ではカラオケ専用生音源を搭載し音の深みを出しつつ、デジタルコンデンサーマイクで声の「返り」が速くなることで歌った瞬間、0.01秒以下の遅延でスピーカーから自分の声が聴こえてきます。そうすることで音程やリズムが取りやすくなり「気持ちよく歌える」を実現します。
インバウンド対応を完全サポートする多言語機能
楽曲検索画面は日本語に加えて英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に完全対応。各言語での楽曲検索がスムーズに行えメニュー画面の切り替えもワンタッチで可能です。母国語で操作できることで外国人旅行者も迷うことなく好きな楽曲を見つけられます。また「日本の歌を歌ってみたいけど、日本語が読めない」そんなインバウンド客の願いを叶えるのが、ローマ字ルビ機能です。日本語楽曲の歌詞の上にローマ字表記を表示可能。「糸」は「I TO」などと表示されるため、日本語が分からなくても歌えます。歌詞テロップだけではなくボーカルアシスト機能で歌唱もサポートします。
少人数でも盛り上がる充実のコンテンツ
少人数と大人数では盛り上がるコンテンツも異なります。需要が伸びつつある少人数で盛り上がるコンテンツはやはり採点でしょう。分析採点AIでは約600万件の歌唱データを学習したAIが音程だけでなく、表現力やリズム感まで総合的に評価します。プロのボイストレーナーが採点したような納得感のある得点が表示されます。またアプリのダウンロード不要で楽しめる早押しクイズもおすすめです。バラエティ番組のような演出で空間を盛り上げます。様々なジャンルのクイズがあるのもポイントです。
大人数での宴会が減少傾向とはいえJOYSOUND X1は団体でも楽しめるコンテンツも強化しております。プレゼント企画で使いやすいBINGOゲームを始め、採点で勝敗を決めたくない方々に向けた歌唱後にスロットやルーレットが回る演出まで幅広くご用意。「カラオケ+α」の付加価値により、満足度の高い時間を提供できます。
空間演出を彩る4K映像コンテンツ
歌っていない時間も空間を華やかに演出する4Kギャラリー映像を60本収録。季節の風景、幻想的なCG、癒しの自然映像など多彩なジャンルを用意しています。パーティーの開始前、休憩時間、歓談タイムなどBGVとして活用することで高級感のある空間を演出できます。また全国各地の名所や祭りの映像も収録。郷土の歌やふるさとの名歌を選曲すると、その地方にゆかりのある風景が映像として流れます。
業務用カラオケを使った活用シーン別の提案
JOYSOUND X1の機能をご紹介いたしましたが実際の宿泊施設運営でどのように活用できるのか、具体的なシーンごとに解説いたします。これらは既に他の宿泊施設で行っている内容や実現しやすい内容となっています。是非宿泊施設運営の参考にしてください。
多目的スペースでの新しい収益化
■レンタルスペースの付加価値向上
会議室や宴会場を時間貸しする際「カラオケ設備付き」は大きな差別化要因になります。企業の歓送迎会、サークルの打ち上げ、誕生日パーティーなどプラスアルファの楽しみを求めるグループに最適です。部屋のレンタル料金に加えてカラオケ利用料を設定することで、収益単価も向上します。音響設備としても活用できることをアピールすれば、発表会やミニコンサートの需要も取り込めます。
■バスツアーの付加価値向上
宿泊付きバスツアーの夕食後プログラムとしてカラオケタイムを組み込むことで、ツアー全体の満足度が向上します。移動の疲れを発散したり参加者同士の交流を深める娯楽として効果的です。ツアー参加者は年齢層が近いことが多く、懐かしの歌謡曲や演歌で自然に盛り上がります。旅行会社との連携も必須です。「カラオケ付き宿泊プラン」は他宿泊施設との差別化要因になりえます。添乗員からも「夜のプログラムが充実していて助かる」と好評を得ておりリピート利用に繋がっています。
■曜日限定カラオケイベントの開催
平日の稼働率向上策として曜日ごとのテーマイベントを設けている宿泊施設もあります。月曜日は「懐メロマンデー」としてシニア層向けに演歌・歌謡曲を中心に、水曜日は「レディースナイト」として女性グループ限定の特別プランを設定するなど宿泊施設で内容を決めるだけで簡単に始められます。また採点を使った「採点チャレンジ」やBINGOゲームと組み合わせた景品付きイベントも宿泊施設全体が盛り上がるイベントとして開催するのもおすすめです。
小規模宴会・マイクロウェディングへの対応
■10名以下の会食での活用法
少人数会食は回転率が高く宿泊施設にとって効率的な収益源です。カラオケを会食プランに組み込むことで通常1.5時間のところを2~2.5時間に延長でき、飲み物の追加注文も期待できます。10名以下なら大掛かりな準備も不要で既存スタッフで対応可能。食事の提供が終わった後もカラオケで滞在時間が延びるため、次の予約までの時間を有効活用できます。カラオケ自体に価値を持たせることもでき、通常の会食プランに1人1,000円程度の追加でカラオケが利用できるのは宿泊者にとってもそれほど高くないと感じていただけるでしょう。
■アットホームな披露宴・少人数パーティーの演出
最近増えている10~30名程度の少人数結婚式(マイクロウェディング)ではゲストとの距離が近い分、全員参加型の演出が喜ばれます。披露宴の歓談タイムやデザート後の時間を使って新郎新婦の思い出の曲を全員で歌ったり、両親への感謝の歌を披露したりし感動を演出できます。歌唱後のスロットやルーレット機能を使い景品付きゲーム企画を行うのもよいでしょう。大がかりな演出装置は不要でJOYSOUND X1一台でアットホームな雰囲気を保ちながら、メリハリのある進行が可能です。
インバウンド向け文化体験プログラム
■日本のカラオケ文化体験プラン
宿泊施設限定の「日本文化体験オプション」を作ることで外国人旅行者の満足度に貢献します。フロントに多言語対応の案内カードを用意し30分500円、1時間1,000円など明確な料金設定で日本のカラオケルールを体感いただきます。スタッフさんの負担がかかるのは最初の受付のみで、そのあとの操作などは多言語対応しているので説明も不要です。また外国人旅行者は口コミなどで一気にホテル・旅館・民泊の評価が上がりやすい、訪れる効果が高い層です。カラオケも思わず歌っている様子を写真に納めたくなるような娯楽サービスになっているので、宿泊施設オリジナルのハッシュタグを用意し、投稿を促進すれば無料の宣伝効果も期待できます。
ハッシュタグ例:「#JapaneseKaraokeExperience」「#施設名Karaoke」
ナイト店にフォーカスした内容になっていますが宿泊施設でも使える売上最大化術が載っているので、こちらのコラムも参考にしてみてください。
業務用カラオケは「コスト」ではなく「投資」~ナイト店の売上を最大化する選び方~
導入を成功させる3つのポイント
業務用カラオケを導入しても適切な運用ができなければ宝の持ち腐れになってしまいます。ここでは導入を成功に導くための実践的なポイントを3つご紹介します。
<導入を成功させる3つのポイント>
- スタッフオペレーションの簡素化
- 収益モデルの構築
- プロモーション戦略
スタッフオペレーションの簡素化
業務用カラオケ導入において懸念される一つが「オペレーション」です。日々他の業務に取り組まれている中に新しい業務が追加されてしまうのは、スタッフさんにとっても負担がかかります。JOYSOUNDでは選曲ナビなどの操作は簡単ですので「使い方が分からない」といった宿泊客の対応は基本的には不要です。また清掃に関してもボタン一つで音量などを初期設定に戻せますので時間がかかることもありません。また万が一不具合が発生した場合でも365日24時間対応のサポートセンターがお話を伺います。エリアに特化した営業担当がつきますのでお困りごとがありましたらお電話ください。
収益モデルの構築
導入後いかにしてカラオケを収益化させるかは最も重要な要件です。基本となる料金は地域の相場と施設のグレードを考慮して設定するのをおすすめします。とはいえ全ての時間が一定料金となってしまうと利用促進しにくい面もあるので時間帯による料金差別化は行った方がよいでしょう。平日昼間は低価格で稼働率重視、週末夜間は高価格で収益性重視という戦略が分かりやすいです。また飲食との組み合わせも収益向上の鍵です。カラオケ利用者限定のドリンクセットやおつまみプレートを用意することで客単価の向上を図りましょう。
オプションが増えるのが手間という宿泊施設では「パッケージプラン」としての打ち出し方を提案しています。
<パッケージプラン例>
宴会プラン:2時間飲み放題+料理+カラオケ1時間で一人○○円。
ファミリープラン:宿泊+朝食+カラオケ1時間利用券付き。子供連れファミリー向けに雨の日でも楽しめるプランとして訴求。
デイユースプラン:客室3時間利用+カラオケ30分で○○円。テレワーク後のリフレッシュや記念日のサプライズ利用に最適。
これらのプランはOTAサイトでも「カラオケ付きプラン」として差別化要素になり、検索上位表示も期待できます。
プロモーション戦略
宿泊施設内と外でそれぞれプロモーション方法は異なります。
<宿泊施設内のプロモーション方法>
チェックイン時の案内:フロントに「本日空きあり」などのPOPを掲出。
デジタルサイネージの活用:カラオケを楽しんでいる様子の映像を放映し、カラオケ意欲を高める
ルームTVの起動画面:電源ONと同時にカラオケ案内を3秒表示
<宿泊施設外のプロモーション方法>
施設の公式アカウントでの宣伝:アカウントの宣伝やハッシュタグキャンペーン
地域の観光案内所:パンフレット設置、「カラオケができる宿」として紹介
提携企業の福利厚生:近隣企業の福利厚生プログラムに「カラオケ優待」を追加
導入までの流れ

業務用カラオケの導入には「レンタル(リース)」と「購入」の2種類があります。
- ホテル・旅館・民泊ではどちらが選ばれている?
- 業務用カラオケ導入を検討する際、多くのオーナー様が最初に悩まれるのが「レンタルにするか、購入するか」という選択です。「購入すれば自分の資産になる」「でもレンタルの方が初期費用は安そう」とメリット・デメリットはオーナー様ごとで異なります。最終的にはオーナー様の決断にはなりますが、実は、ホテル・旅館・民泊の73%が「レンタル」でカラオケを導入しています。(※1)
カラオケのレンタルの特長
ホテル・旅館・民泊の73%が選んでいるレンタル。その理由を具体的に見ていきましょう。カラオケレンタルとはカラオケサービスを提供する会社から機器一式を借り受け、月額料金を支払って利用する方式です。通常、月額料金には以下が含まれています。
●カラオケ本体のレンタル料
●周辺機器(モニター、マイク、アンプ、スピーカーなど)のレンタル料
●情報サービス料
●故障時の修理・メンテナンスサポート
つまり「月額○○円で、カラオケに必要な全てが揃う」パッケージ型のサービスと考えていただくとわかりやすいでしょう。それでは、レンタルの主な特長を2つご紹介します。
- 初期費用の負担が圧倒的に少ない
- 最新機種への入れ替えが柔軟にできる
初期費用の負担が圧倒的に少ない
購入の場合、カラオケ本体だけでなくモニター、マイク、アンプ、スピーカー、キョクナビなど全ての機器をまとめて揃える必要があります。レンタルであればこれらの機器一式を月額料金で利用できるため、設備投資がかかるタイミングでもカラオケへの投資を最小限にすることができます。
最新機種への入れ替えが柔軟にできる
レンタルであれば、よりお店に合ったカラオケに機種を切り替えてご利用いただけます。(※2)購入だと「古くなってきたな…」と思っても中々買い替えることが難しい場合があります。その点レンタルなら契約更新のタイミングで最新機種に入れ替えることも可能です。
カラオケの購入の特長
レンタルが主流とはいえ「長期的に見れば購入の方がお得」「自分の資産として持ちたい」という理由で購入を選ぶオーナー様もいらっしゃいます。購入とはカラオケ機器を一括で購入し、支払い完了後は自分の資産として保有できます。「レンタルと異なり、返却義務がなく長期間使用することでトータルコストを抑えられる可能性があります。
購入してもランニングコストは必ずかかる
「購入すれば、あとは費用がかからない」そう思われがちですが、実はそうではありません。購入しても、毎月必ず発生するランニングコストがあります。
●情報サービス料
●インターネット回線費用
●JASRAC使用料
●メンテナンス・修理費用(都度払い or 月額)
お問い合わせから設置までの流れ
1.お問い合わせ:上に設置されている赤ボタンよりお問い合わせください。カラオケを導入する場所など数問を入力するだけです。気になる点がありましたら、フリーワードの項目に内容を入力してください。お電話からのお問い合わせも受け付けております。
2.ヒアリング:お問い合わせ後、最寄の営業担当が携帯電話より電話しお客様のご要望を伺います。導入を検討している現地へ赴いて設置環境を確認させていただきます。気になることやご不明なことなど、お気軽にご相談ください。カラオケ導入をお急ぎの場合もお気軽にご相談ください。柔軟に対応いたします。
3.お見積もり:ヒアリング内容をもとに、お客様にとって最適なカラオケ機器や料金などのお見積もりをご提案いたします。
4.ご成約:契約内容に同意いただけましたら、書面による契約(捺印)をいたします。
5.機器設置:設置日及び設置場所の打ち合わせを行い、納品及び設置を行います。
6.アフターサービス:カラオケのご導入=ゴールではなく、ご導入後も当社は365日サポートいたします。
その他の詳しい内容につきましては、下記にて解説しています。
【最新版!】カラオケ導入希望者必見!カラオケ導入に必要な機器・導入までの流れやサポートを徹底解説!
今回のまとめ
コロナ後に激変した宿泊施設の現状
コロナ後宴会スタイルにも変化が表れています。会社の従業員全員での大規模な慰安旅行から部署単位での慰安旅行へなど規模としては小さくなったと感じがちですが、少人数での宴会場需要は確実に回復傾向にあります。この状況を受けて多くのホテル・旅館・民泊が空間の多目的化を進めています。今まで宴会場でしか使用していなかったスペースを時間帯や曜日によって異なる用途で活用できるように進化し、宿泊客からは「思い出に残る特別な体験」を重視する傾向が強まっています。
なぜ今、業務用カラオケの導入を検討すべきなのか
<宿泊施設が抱える3つの経営課題>
- 客単価向上の必要性
- 滞在時間延長による収益機会の創出
- 多様化する利用シーンへの対応
<経営課題に対して業務用カラオケが貢献できる3つの解決策>
- 投資対効果の高さ
- 全世代・全客層が楽しめるコンテンツ力
- 空間活用の柔軟性
以前宴会場やカラオケルームがあった場所を今は別の用途に使ってしまっていても大丈夫です。防音ブースという新発想で既存のレイアウトを大きく変える必要がなく手軽にカラオケを導入することができます。
JOYSOUND X1が実現する4つの価値
<JOYSOUND X1の4つの特長>
- 歌いやすさを実現する音響技術
- インバウンド対応を完全サポートする多言語機能
- 少人数でも盛り上がる充実のコンテンツ
- 空間演出を彩る4K映像コンテンツ
業務用カラオケを使った活用シーン別の提案
<多目的スペースでの新しい収益化>
- レンタルスペースの付加価値向上
- バスツアーの付加価値向上
- 曜日限定カラオケイベントの開催
<小規模宴会・マイクロウェディングへの対応>
- 10名以下の会食での活用法
- アットホームな披露宴・少人数パーティーの演出
<インバウンド向け文化体験プログラム>
- 日本のカラオケ文化体験プラン
導入を成功させる3つのポイント
<導入を成功させる3つのポイント>
- スタッフオペレーションの簡素化
- 収益モデルの構築
- プロモーション戦略
導入までの流れ
ホテル・旅館・民泊の73%が「レンタル」で業務用カラオケを導入しています。(※1)
<カラオケのレンタルの特長>
カラオケレンタルとはカラオケサービスを提供する会社から機器一式を借り受け、月額料金を支払って利用する方式です。通常、月額料金には以下が含まれています。
●カラオケ本体のレンタル料
●周辺機器(モニター、マイク、アンプ、スピーカーなど)のレンタル料
●情報サービス料
●故障時の修理・メンテナンスサポート
<カラオケの購入の特長>
購入とはカラオケ機器を一括で購入し、支払い完了後は自分の資産として保有できます。レンタルと異なり、返却義務がなく長期間使用することでトータルコストを抑えられる可能性があります。「購入すれば、あとは費用がかからない」そう思われがちですが、実はそうではありません。購入しても、毎月必ず発生するランニングコストがあります。
●情報サービス料
●インターネット回線費用
●JASRAC使用料
●メンテナンス・修理費用(都度払い or 月額)
<お問い合わせから設置までの流れ>
- 1.お問い合わせ
- 2.ヒアリング
- 3.お見積もり
- 4.ご成約
- 5.機器設置
- 6.アフターサービス
現在宿泊業界は大きな転換期を迎えています。インバウンド需要は完全回復しつつあり、国内旅行も活発化。しかし同時に宿泊客の期待値も高まり「泊まるだけ」の施設では選ばれない時代になりました。競合施設との差別化、客単価の向上、新規顧客の獲得。これらの経営課題に対して、JOYSOUND X1は確実な解決策を提供します。初期投資も比較的抑えられ、運用も簡単。そして何より宿泊客の笑顔と満足度向上という数字では測れない価値をもたらします。「カラオケなんて、うちの施設には必要ない」そう思われるかもしれませんがエンターテインメントサービスも近い将来、宿泊施設の必須要素となる可能性があります。まずはお問い合わせから始めてみませんか。きっと、宿泊施設の新しい可能性が見えてくるはずです。
※1:カラオケ白書2025年度 導入形態
※2:変更後の機種でレンタル契約を更新することになります
書いた人:山田
大学4年間をカラオケボックスのアルバイトに打ち込み、2016年にカラオケメーカーに入社。業務用カラオケの拡販や店舗サポートに携わり、カラオケ大会などのイベント企画も行う。