セミナーレポート「誰でもTikTokでバズらせられる!?SNS総フォロワー110万人の大人気クリエイターが語る TikTok時代の店舗集客・販促術」
カラオケメーカーJOYSOUND(株式会社エクシング)は数多くの夜の飲食店へ通信カラオケを提供しています。
近年では新型コロナウイルスの影響もあり、ナイト業界の縮小傾向が続いていました。
2023年現在では、コロナ規制緩和による恩恵は一定数感じる一方、「集客」「販促」に関しての課題は、飲食店・ナイト店業界のみならずサービス業全体で顕在化している状況です。
そこで、縮小傾向にあるナイト店の活性化へ寄与することで、再びナイト業界に活気を取り戻していきたい、1店舗でも多くの方にご出店いただきたい。そんな思いから夜のお店の開業や経営に関するセミナーを開催しています。
イベント情報
今回は、元アイドルという異色の経歴を持つTikTokクリエイター。 SNS総フォロワー数約110万人にものぼる、TikTokクリエイターのむぎママDIY氏にご登壇頂きました。
この度の登壇では、TikTokを通じた戦略的な集客方法やTikTokの背景にある”今”評価されるコンテンツのポイントなど、むぎママDIY氏の「TikTokの活用術」を余すことなくお届けしていただきました。
また、TikTokを活用した『ナイト店舗系おすすめフォーマット』など、ナイト店の接客のヒントとなるノウハウが詰まっています。
そして、元アイドルのご経験からお話をいただくことで、視聴者の心を掴むためのポイントもお話いただいています。「どのようにしたら届けたい情報を届けたい相手にを伝えられるか」というポイントもを押さえることで、これからTikTokを活用してお店のPRや集客をしたいという方の指針になる内容となっていますのでぜひ以下のレポートも参考にしてみてください。
開催日時:2023年10月13日(金)14:00~15:00
場所:オンライン
料金:無料
登壇者の紹介
TikTokクリエイター
むぎママDIY@mugimama_diy
元アイドルという異色の経歴を持つTikTokクリエイター。
SNS総フォロワー数約110万人。
DIYグッズやそのテクニックを幅広く展開し、名実ともにインフルエンサーとしての地位を確立している。
近年ではTikTok Japanが主催する数多くのリアルイベント、ワークショップへの登壇、今般話題になっているNIGHT QUEENグランプリへの参画、ショート動画を伸ばすためのオンラインセミナーや、オンラインサロンの運営も行うなど業界の垣根を越えて次世代のメガクリエイター育成にも精力的に活動している。
セミナー内容
ここからは、セミナーでお話頂いた内容をご紹介していきます。
貴重な時間を割いてでも「TikTok」に注力してほしい
TikTokはショート動画に特化したSNSです。
ショート動画とは、 1~3分程度にまとめられた短編の動画 のことですが、このショート動画がバズると短期間の間に多数のユーザーの間でシェアされ、話題となります。
この「バズる」という爆発的な拡散力・話題性を視覚的に多くのユーザーに伝えてくれるTikTokは、店舗集客や販促にピッタリ!特に自身の店舗や商品を知ってほしい場合、認知してもらうことが販促の第一歩となります。
忙しい方もご自身の貴重な時間を割いてでも、TikTokを活用する意義は大きくありますよ。
<ポイント>
自分の店舗を知ってもらうために、お店や商品の宣伝ばかりの動画では、見ているユーザーに興味・関心を与えることがなかなか難しいです。
まずは『自分を知ってもらうこと』が販促の第一歩!動画作成時は、以下の3ステップを意識しましょう。
STEP1:周知
STEP2:集客
STEP3:販売
TikTokは”届けたい情報”を”届けたい人”へ適切に届けられる
TikTokには「おすすめ」フィードというものがあります。
「おすすめ」フィードにアクセスすると、ユーザーの興味に合わせて厳選された動画が表示されるので、好きなコンテンツやクリエイターを簡単に見つけることができるのです。
また、「おすすめ」フィードではAIが自動でにユーザーが好きなそうなものを選んで表示してくれます。さらに、その選択されるカテゴリが細分化されており、かなり詳細にカテゴリを絞ることができます。
すると、情報を発信する側としては、”届けたい情報”を”届けたい人”へ適切に届けられるということが可能になるため、どんなにニッチ(まだ小さな需要・市場)でも情報発信を積極的に行えば届く可能性があることは非常に大きなメリットとなります。
フォロワー0人/1投稿目/100万再生も夢じゃない
TikTokの最大の特長は”動画そのものに評価がつく”という点です。
他のSNSでは動画を投稿したユーザーのフォロワー数が関係して、良い動画コンテンツだとしても動画が拡散されにくい場合があります。
しかし、TikTokの場合は動画そのものに評価がつくため、投稿したユーザーのフォロワー数などは関係なしに「この動画が面白い!」というものがどんどん拡散されていくのです。
そのため、『フォロワー0人で1投稿目にも関わらず、動画100万再生!』ということも夢じゃないのです!
TikTokでバズる仕組み
TikTokにはおすすめ機能というものがあります。
TikTokのおすすめ機能とは、各ユーザーに合った投稿をおすすめとして表示させる機能です。
各ユーザーのプロフィール情報、投稿履歴、お気に入りの動画、視聴時間などを活用した独自のアルゴリズムで用意されています。
動画を投稿した際、おすすめにその動画が表示されます。その動画を見た他のユーザーからの反応が良いと、AIがさらに多くのユーザーに”おすすめ(動画)”として表示させます。
このように、”動画を見たユーザーの反応”と”AIによる動画の拡散表示”が繰り返されることにより、最終的に多くのユーザーに動画が表示される=『バズった』という現象になるのです。
<ポイント>
その1:最近では、再生回数がそこまで多くなくても、AIが『この動画は海外で需要がありそうだ!』と判断すると、日本だけではなく、海外へも拡散していくことで『バズる』ということもあるようです。
その2:むぎママDIY氏は、AIが動画を評価する判断基準は”再生時間”が重要なのではないかと語っています。
「いいね!」はTikTok内ではあまり重要視されにくくなっており、最近では”長く見た動画”=”面白い動画”と判断されていると考えられているようです。
バズりやすいジャンルは”ユーザーの興味関心・共感”がカギ
バズる際は、ユーザーが感じる”興味関心”や”共感”がポイントです。
そこで”興味関心”や”共感”にピッタリなジャンルを2つご紹介いただきました。
<バズりやすいジャンル>
①グルメ:お腹空かない人はいない!間口の広い最強ジャンル
②エンタメ:面白いものはみんな大好き!掛け算しやすいジャンル
このように、”興味関心を持ってもらう”=”自分事にさせる”ことによって、興味のある動画になり見てもらいやすくなります。
そして、どんなにニッチ(まだ小さな需要・市場)なジャンルでも、多くのユーザーが興味関心を持ってもらえそうなジャンルと関連性を生み出して、間口を開げておくことで、よりご自身の投稿した動画を見てもらえる可能性が増えるのです。
バズりやすい要素は”驚き”と”見えないもの”
ユーザーの興味関心を引くものとして、バズりやすい要素もご紹介いただきました。
動画を作成する際に必ず取り入れるようにしましょう!
①ギャップ・意外性
動画内に登場する人や物の意外性に興味関心を高める場合もあります。
②隠されている物
「○○の舞台裏」など、普段はなかなか見られない内容はユーザーの興味関心を引きます。
バズったらどうする?バズり検証こそ命!
もしご自身の投稿した動画がバズったら嬉しいですよね。
動画がバズったときこそ、『なぜこの動画がバズったのか?』と徹底的にバズった要素を検証することが大切です!
<検証ポイント>
その1:要素を1つだけ変えて、そのままのフォーマットで3本動画投稿!
バズった動画の検証には、「その動画の”どこに”ユーザーが興味関心を持ったのか」を知る必要があります。
検討できる要素が仮に3つあった場合、それぞれの要素を1つずつ変えて動画投稿を行います。そうすることで、3つの要素のうち、”どの要素がユーザーの興味関心を引き付けるポイントになったのか”を明確にすることができますよ。
その2:動画コメント欄にバズりポイントのヒントが!
バスった動画にはユーザーが自由にコメントを付けることができますが、そのコメントにもバズり要素のヒントが隠されています。
ユーザーのコメントへの「いいね!」の反応数を見ることで、ユーザーの多くが『動画の”どこに”強く共感したのか』ということがわかるのです。
また、この動画コメントの検証は、他のユーザーのバズり動画でも参考にすると、『ユーザーはこんな部分に興味関心を高めるのだな』とバズり要素を明確にしていくことができますよ。
むぎママDIY氏の講義から、TikTokでバズらせるためのポイントや、バズった後も徹底的にバズった要素を検証していく大切さを語っていただきました。
また講義内では、他にも夜のお店におススメな動画作成のポイントや、動画からお店の宣伝をするにはどのようにユーザーを誘引したら良いかをご紹介頂き、大変勉強になるものばかりでした。
セミナー参加者からの質問
参加者からの質問とむぎママDIY氏の回答をご紹介します。(一部抜粋)
質問:
TikTok以外のSNSの活用方法について教えて下さい
回答:
TikTokと併用して活用するSNSはInstagramがおススメです。
TikTokで動画を拡散・お店や商品を認知してもらい、Instagramへ遷移させます。Instagramはお店や商品の宣伝・PRに強く、Instagram上で商品購入もできる仕組みもありますので、おススメですよ。
質問:
毎日動画を投稿する際のモチベーション維持の方法を教えてください
回答:
毎日動画投稿を行わなくてもOKです!動画の内容・クオリティを重視し、週2~3回ほどの動画投稿を繰り返すことが継続には大切だと思います。
質問:
動画作成の際、流行(トレンド)や季節性を取り入れるために、むぎママDIYさんが普段から心掛けていることはありますか?
回答:
1つ目は、ショート動画内の流行りを見るため、ショート動画のおすすめをチェックしてます。
色々なジャンルのおすすめが見たいので、見る専用のアカウントをいくつか作り、チェックしてます。
<見る専用のアカウント>
・流行りに敏感な学生目線で見るアカウント
・男性目線で見るアカウント
・主婦目線で見るアカウント
・ログアウトした状態でおすすめを見る
2つ目は、時事ネタを仕入れる為Yahoo!ニュースでチェックしてます。
3つ目は、間口の広い流行り物として重要なアニメの流行りをチェックする為、NetflixやAmazonプライムビデオの最新アニメをチェックしてます。
参加者からの感想
●めちゃくちゃ勉強になりました。そもそもの各SNSの役割や特性を知ることができ、お話も非常にわかりやすく聞きやすかったです。(東京都・男性)
●バズった後の徹底的な検証のところが特に印象深かったです。他の方の動画の検証方法も教えていただき、普段から意識してコメントチェックしてみようと思います。(東京都・女性)
●夜のお店向けの動画の作り方ポイントが大変よかったです!是非自分でも作ってみたいと思います!(千葉県・女性)
●お客様の話題についていくためにTikTokは始めたものの、見るだけだったので投稿を始めようと思いました。お店の女の子達と一緒に視聴しましたが、みんな食い入るようにセミナーを視聴していました。(神奈川県・女性)
●お店の開業準備中でSNSについて勉強していましたが、TikTokだけとかInstagramだけやるのではなく、複合的に使うことでより効果を得られる点など大変参考になりました!(北海道・男性)
参加者の方の中には、TikTokの動画制作や投稿後のチェックポイントに課題を抱えている方もいらっしゃいましたが、今回のセミナーで課題解決に繋がるヒントを得られたようです。
まとめ
今回のセミナーでは「TikTok時代の店舗集客・販促術」に着目してご紹介いただきました。
むぎママDIY氏の温かい茨城弁で、セミナー中もユニークに楽しく・親しみを持ってお話を聞くことができた方も多かったのではないでしょうか。
ご自身のお店や商品の周知に最適なTikTok。多くのユーザーの目に留まるためには、ユーザーの興味関心を引き付けるポイントをおさえる必要があります。
今回ご紹介いただいたバズりポイントを意識しながら、様々な動画を積極的に投稿してみましょう。そして、多くのユーザーにご自身のお店や商品を知ってもらい、新たな販路を作り出していきましょう!
TikTokクリエイター
むぎママDIY@mugimama_diy
■ワークショップ情報
■アカウント一覧
※本レポートは2023年10月時点の傾向のご紹介のため、今後各種プラットフォームのアップデートによりコンテンツ評価などのアルゴリズムが変わる可能性があります。
※TikTokはTikTok Pte.Ltd.またはTikTok Pte. Ltd.関連会社の商標または登録商標です。
※「Instagram」は、META Platforms,Inc.(旧Facebook)の商標または登録商標です。
書いた人:向後(こうご)
主に記事・イラスト担当。20代に夜の飲食店の楽しさを知り、ディープな世界観に魅了される。カラオケの魅力をわかりやすく・楽しく伝えることに日々奮闘中!
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